表札

  表札を頼まれたので、作ってみる。アルミフェンスにビス止めの予定(実際は防水両面テープにて接着)。アルミ板をジグソーでサイズに切る。筆文字フォントのアウ トラインを取る、Illustratorで適当に直し普通紙にプリントアウト。スプレー糊を吹いて張り付けトーンナイフでカットする。粘着あるいはマスキ ングシート、フィルムなどプリントできればなんでも可。

  ブラックスプレー缶で数回に分けて塗装する。にじんでしまったら、直後ならシンナーで 拭き取れば修正できる。実際3回目の塗装でマスクの接着が悪くなりにじんでしまった。筆らしさを出すため、同じ塗料をチラシなどに吹き、薄くなったところ や筆らしさなどのはねを加筆する。壁に設置する場合は枕の板ををビス止めし、両面テープでで浮かせて取り付ければ結構いい感じになるだろう。

充電BOX

 最近は何でも充電だ。従って、机の上はこうなる。少しでもすっきりさせたい、ということで充電BOXを作ることにした。 なかなかイメージが完成しなかったが、とりあえず作ってみないことには始まらない。出来るだけ端材を使って試行錯誤、作りながら考えることにする。けっこ う次々アイデアが浮かび、一発で完成、この形に落ち着いた。細かな物は箱の中に納めることにしたので天板にコードを出す穴はいらないし、新たに充電器を増 やすことも出来る。すべて小電力なので安いタップを使った。機能と予算を重点にデザインは割愛。これだけの充電器をつなぎっぱなし、すべてスイッチひとつ でON、OFF出来る。このすっきり感はどうだ、早くやればよかった。
 箱の上のタップはフタにビスで取り付けた。タップの裏に取り付け穴があ る。紙を置いて鉛筆でこすれば正確なビス位置が分かる。表の充電器が少し不安定なので、見えないが枕を入れている。箱の中のタップは両面テープで取り付 け、配線はせず表の左端のスイッチとオス・オスコードで接続。ここだけ市販の部品コンセントで配線した。充電したい器具は、箱の中から適当に線を引っ張り 出してつなぐ。左端のスイッチで箱の中の充電器をON、Off。箱上部2カ所の穴は端材を使ったからで、意味はない。ラックに引き出し仕様にすれば、もっ と省スペースだし埃も防げる。実はまだ充電器はある、次回ラックを作り替えるときには増設も考えよう。
 材はシナベニヤ(前板)、コンパネ(底板)、ラワン(フタ)、米松(サイド)などほとんど端材。塗装はサンディングシーラー、水性塗料1回塗りで済ませた。シナベニヤは塗料の乗りがいい。

たまごかけごはんの箸/木固めエース

 オフコーポレーションで木固めエース、仕上げクリヤーと専用シンナーを買った。すべて240g、締めて4032円也。送料がかかるので他の注文と併わせる。使い方は結構面倒そうだ。ガイドが付属する。食器に使える、ということで購入。箸の塗装に使ってみる。
<注意>
1.換気
2.素手で触らない
3.出したら缶に戻さない

 卵かけご飯の箸で使ってみた。卵かけご飯の箸は、独特の形状。先が細くなってない。これが一般的なものかは不明だが、使いやすいらしい。bolly木工房&箸作屋のブログhttp://masato.bolly.jp/で見つけた。楽天市場http://www.rakuten.co.jp/hashi-bolly/に出店しているが、この箸がない。ごめんなさい、無断で作ってみることにした。箸は安いので作る意味はあまりないのだが、作ってみたい物のひとつだ。
 材はチェリー、ほとんど正目。箸作りは材をテーブルソーで適当にカット(約11mm角)、スリット傾斜治具を使い徐々に鉋で成形。サンダーで整え、仕上げた(最終的には長さ200mm、最太9mm角)。
 塗装は木固めエースと同仕上げクリヤー。木固めエース塗料を適量紙コップに出して、筆で塗っては乾かし(3分程度)塗っては乾かし、木が塗料を吸い込まなくなるまでやる。吸い込まなくなるとべとべとが残る。たぶんこの状態だろう。そうなったら専用シンナーを布にしみこませて拭く。若干濡れ色になる。1日置いて#1000のペーパーで水研ぎし、再び最初の行程を数回繰り返すとある。面倒なので割愛、クリアーを2回端布を使って薄く塗った。少しだけツヤが出た。ついでにブラックウォールナットの端材で箸置きも作ってみた。分かりにくいが真ん中に傾斜を彫り込んでいる。あくまで四角にこだわる。箸袋と箸の帯も作ってみた。シンナーは結構使うので500mgにすればよかった。

菜箸

天ぷらなどに使う菜箸を作ってみる。天ぷら職人が使う菜箸は先が太い。「がってん」によると、ころもを傷つけないためらしい。天ぷらは蒸し料理だという、衣に傷をつけて、油が衣の中に入り込むのは避けたい。従って使用する箸は先が丸く太くなっているらしい。確かに天ぷら屋の菜箸は太い。
樫木(カシ)を切ってストーブ用の薪作りを手伝った際、良さそうな材を持ち帰り乾燥(1年くらい室内で放置)。ナタで適当に割る。割ることで繊維に逆らわない角材が出来る。箸に使えそうな材をバンドソウでさらにカット、整える。手押し鉋、テーブルソーに通し、厚みが12mm程度になったら、治具の出番。適当な太さに削って形になったらドリルにセット、回転させながらベルトサンダーで箸先を丸く整える。電動ドリルのチャックに入れば、回転をかけながら手に持ったペーパーだけで箸先を丸くすることが出来る。さらにサンドペーパー#400で磨きをかける。塗装はなし。硬く白い材なので、なかなかいいと思う。
割れが入り完成出来たのは2善だけになった。次回はもう少し改善しよう。ということでまたカシを伐採した。バンドソーに乗せるため一部をチェーンソーでカット。木口にボンドを塗って1年乾燥させる。報告は1年後だ。

時計台2

 昔、結婚したときに上司から時計をもらった。前回、お祝い用の電波時計付きフラワースタンドを作った。あの時計はもう在庫がないし、売ってない。4個ほど作っただった。時計はひたすら正確で主張しないデザインに限る、従って電波時計になる。

 新たに東急ハンズで電波時計を見つけたので買っておいた、白とダークグレーがあった。試作用にとグレーを1個買った。なかなかのスタイルだが、なにせサイズ(幅23cm)が小さい。そこで玄関の靴箱などの上に置くタイプを考えた。玄関にも時計は必要。

 時計は上から差し込むだけ、左右の彫り込みは2mm程度、サイズはシビアだ。テーブルには車の鍵などを置く。小さなものなら飾ることも出来る。サイズは(幅300、高さ194、奥行き269mm)出来てから測った、成り行きだ。参考程度だが、サイズをPDFにしておいた。

  「電波時計 Sticlock M」は東急ハンズで3990円。この時計もIDEA INTERNATIONALが販売。最近訪れた東急ハンズにこの時計はもう無かった。回転が速いんだね。定番の時計をいつまでも、売って欲しい。

 台の板はセン、幅広が無いので接いだ。足はヨーロピアンビーチ。塗装はワトコオイルナチュラル。足の溝を先に掘り(深さ15mm程度)、台の幅を計算する。時計の入る溝は約2mm。位置を決めたらノミで周囲をマークしてからトリマーで掘る。軽いので組み立ては接着剤のみ。大入れが甘くなったらビスを打ち、ダボ埋めすればいい。贈る相手の趣味に合わせた塗装にする。

 手作り用の時計(ムーブメント)はアナログ、と思っていたが電波時計も出たようだ。当然だよね。かっこいいデジタル電波時計を見つけるまでは、アナログなムーブメントも使ってみよう。

メモパッド

 iPadでもメモは出来るが、やはり紙のメモ帳だ。問題は鉛筆とメモ帳が離ればなれになってしまうこと。これまでは写真上のようにしていた。これで十分なのだが、少々不細工。新しく木製鉛筆立てを兼用してみた。メモ帳は両面テープで盤面に固定。塗装は無し。ヨーロピアンビーチ(ブナ科の広葉樹)の端材。思ってた以上に軟らかい。

メモパッド2

 メモ帳と鉛筆のためのメモパッド。今回取り上げるのは、メモパッドに付けるシャーペン。私が気に入っているのは「ぺんてる MARK SHEET」マークシートを塗りつぶすためのもの、1.3mmの極太芯は折れない、まったく書きよいのだ。HBとBがある。もちろんB。ボールペンも鉛筆も太字が好きだ。
 お土産用に作るメモパッドに付ける鉛筆は「ぺんてる MARK SHEET B」で決まり。きっと気に入ってくれるはず。「ぺんてる MARK SHEET」安いのもいい。ザ・ビッグ五日市店で見つけた。アルパーク天満屋文具売場にもある。
 メモ帳は無印で調達。黒なので色もばっちり、A6サイズ。自作のロゴを無印のロゴの上に貼る。QRコードは無料のHP(http://qr.popdom.jp/)で作成。メモ帳の固定は両面テープ。シャープ芯も付けた。
 デザインと言うほどでもないが、オリジナル。適当に切り出したセンを使った。白太もあるが気にしない。板が薄い(25mm)ので鉛筆を入れる穴を深く掘れない。板が厚いと無骨になりメモパッドに向かない。ブラックウオールナットの小片(厚さ9mm程度)を足してアクセントとし、高さを稼いだ。シャーペンの先、ステンレス部分のみがきっちり入る(8mmビットで深さは25mm)。8mmは鉛筆も入るサイズ。横小物格納用の溝はストレートビット(幅25mm)、アリで作るとかっこいいのだが、面倒なのでストレートビットで済ませた。縦の溝は丸溝ビット(16mm)で、これも2回に分けて掘った。焼けが入らないように、素早く作業。塗装はWATOCO オイル(ナチュラル)。小物は一度に10個以上作らないと作業効率が悪い、在庫があるのは見ててうれしくなる。追加でもう少し作った。
 サイズをPDFにしておいた。downloadからどうぞ。

リモコン台

 リモコンを置くテーブルだ。映画を見るのに、これまでソファーにおいていたのだが、 誤って触ってしまうこともあった。どこを触ったのか分からぬまま音声だけが消えたことも。そこでリモコン専用の台を作る。テーブルもあるのだが、足置き台 になってしまった。けっこうだらしない格好で観ている。
 材は端材のパイン集成材とヨーロッパビーチ。ヨーロッパビーチは角材に切り出す。互いに切り欠きを入れて組んだ後、コースレッドを2本ずつ打ち込んだ。ダボ埋め。上のテーブルは強度にやや不安があるが、重いものが乗る訳じゃないのでたぶん大丈夫だろう。
 塗装はウッドシーラーを2度塗り後、アサヒペン「水性スーパーコート」ティントベージュ。水研ぎ。端材の集成材を横に使ったので木目は消す。最後にキャスターを付けて出来上がり。

鍋敷き

 家具展を見にいったとき展示されてた、レンコンの鍋敷き。アイデアいただきで作ってみました(材料はクリ、W250×D240×H30mm)。適当な端 材を用意、出来ないのでクリを調達。レンコンの絵柄を直接描き、適当にドリルで穴をあけます。トリマー(ストレートビット)で丁寧に穴を仕上げます。ビッ トの長さが足りないので2度に分けて掘りますが、最初に掘った穴がガイドになるのではみ出すことはありません。焼けると後がやっかい。輪郭の溝は先に丸溝 ビットで掘りますが、フリーハンドなので最後の接合を破綻無く慎重に、線が合わなかったら最悪です。ペーパーをかけて出来上がり。オイル仕上。輪郭線が ちょい太かったか。
 穴は焼けるし板は反るし、思ったより大変でした。3600円で売ってる、安いと思う(W240×D245×H25mm)。本物はこちら鍋敷き(レンコン)

鍋敷き4

 懐かしい人の訪問があり、せっかくの木工。なにかお土産を用意しなければならない。角瓶の貯金箱はかなり在庫がある。が、結構かさばるので渡しにくい時もある。かさばらず、相手に負担のかからない物ということでメモパッドと鍋敷きを用意した。

 新たなデザインの鍋敷きを作った。センを正方形に切り出し、角の1カ所をカット、ウオールナットの小片をかんざし状に差し込む。かんざしの入る溝はルータースタンド、6mmビットで2回に分けて(約6mm)彫り込んだ。ウオールナットは端材をバンドソーで引き、適当な大きさにカット。組み込んでから端を落とした。ぎりぎりまで卓上丸ノコで切る。鉋とペーパーで面を合わす。木端は鉋で、木口の方は鉋をかけると割れる。従って丁寧にペーパーを掛ける。塗装はワトコオイルナチュラル。

 オリジナルではない。HPで見かけたコースターのデザインを拝借した。申し訳ないのだが探し出せなかった。コースターではかんざし部分に穴が開いていた、と記憶する。この鍋敷きとはまったく逆。

 

 穴をドリルなどで貫通させるとバリが出るので、表裏、両方から貫通させる。

1.穴位置をマークする(パソコンで台紙を作成)

2.フォースナービットを使用、まず表側から切り込むが、貫通させない寸止めでセンター穴を裏に残す

3.裏から、センター穴に材を固定せず切り込むと、材が中心によってほぼ真ん中に入る

4.そのまま少し彫り込めば、切り取られた部分が下がるので貫通が分かる

5.中が少し荒れたり、多少目違いも起こるので手動スピンドルサンダーで整える

6.クランプはハタがねとポニークランプで行った

角瓶の貯金箱

  サントリー角瓶1920ミリリットル。アルコール分40%。ウイスキーが好きなので 毎晩呑む。10時過ぎたらなぜか呑みたくなる。それまではいっこうに欲しいと思わないのに、不思議だ。友人によるとウイスキーは癖になるらしい。ビンがど んどん溜まる。ビールや日本酒、焼酎、ワインはほとんど飲まない。ビールよりご飯なのだ。
 タバコはセブンスターからマイルドセブン10。もう 40年近く吸う。従って肺がんは間違いない。親父も肺がんだった、が止められない、止めるつもりが無い。1日1箱、年360箱として×40年=14400 箱×平均200円の単価にして=288万円。車1台分煙にした。若い人には吸わないことを薦める。念願の政権交代・民主党政権、酒税とタバコ税増税が来 る。これから年金生活だし、ほんとうに痛いが、信頼できる政府にしてもらいたい。
  貯金箱だった。水を入れた角瓶の筋にダイヤモンドカッターで縦に穴を開け500円硬貨が通るようにするだけの簡単なもの。あまりに素っ気ないので、ブラッ クウオールナットでロゴ入りキープタグを作った。まだまだ満杯にできないが、満杯だと4、50万は入ると思う。もう一つは100円用700ミリリットル。

角瓶の貯金箱2

 なんと「角瓶の貯金箱」での検索からの訪問者があるので、作り方というほどのもので はないが、アップしておく。ウッドクランプで作業台に固定。サントリー角瓶1920mlを使用。水を一杯に満たした瓶に穴を開ける。ダイヤモンドカッター は2個持っている。1個は径が大きいがエッジにもダイアモンドがあるので、まずこれで穴が空くまで切り込む。次に径の小さい方で前後に穴を広げて、500 円硬貨が通れば完成。ゆっくりやらないとエッジがかけたりする。ガラスの粉末が舞うのでマスクは必須、ゴーグルも必要だろう。溝に水を付けておけば多少防 げる。700mlの100円貯金箱も作ってみた。

角瓶のコップ

  少し大きめのコップに氷をいっぱいに入れて、ウイスキーの水割りを作る。毎晩2杯程度。なかなか習慣から抜け出せな。愛用のコップが割れた。いろいろ物色するのだが、あまり大きいサイズのコップは見かけない。さすがにジョッキではちょっと気が引ける。そこで、角瓶のコップを作ってやろう、ということでダイヤモンドのグラインダーで切断、何とか切れたが、がたがたになった。切断した後からでは振動で切り口を削ることが出来ない。切断時にゆっくり慎重にやらなければならない、と分かる。切り口はベルトサンダーでひたすら磨いた。弾むので割れが入ってしまった。失敗、とてもコップでは使えない。そこでガスバーナーであぶってみる。割れた。
  東急ハンズでダイヤモンドカッターを見つけた。厚みもあり木口にダイヤモンドも付いている。これなら、穴開けも簡単、きれいに切れるのでは。きれいに切れたが、若干欠けがあるのでコップに使うのは家人に止められた。ガラスを食う人もいるので、どうってことないと思うのだが、素直に従う。使い道としては花瓶だろうが、見栄えはあまり良くない。どうも捨てがたい角瓶だ。
  百均で少し大きめのコップを家人が見つけてくれた。2個ゲット。コップの写真=中=はデパートでそれなりの値段、同じデザインで百均の方が大きいのはなぜ。

まな板

  ホウの木(板)をもらったのでまな板を作っってみた。通常のものとパンを切るもの。板幅がなかったので3枚くらい、いも(ボンドで貼るだけ)で接いでいる。高級ヒノキのまな板も作ってみた。ムク1枚板。材はオーク ションで買った。送料が高い。

檜のまな板

 まな板を作ろうとYahooオークション「ゆのき農林業」さんで、檜の板 (45×240×3000mm)を買った。ご覧のようにまったく節のない部分が手前にあり、3枚ほど節のないまな板が取れる。流しに斜めに掛けるためにサ イズは、長さ480mmとする。厚みが45mmあるので少々重いが、当分削って使える。自動鉋で反りを取ってもまだ42mmある。バンドソーに入らないの で挽き割ることは出来ない。このまま使うことになる。友人用の1枚は、広い台所なので59センチと長いものにした。

CDラック

 子供時分から物作りは好きで、いろいろなものを作って遊んだ。モデルガンの薬莢を 拾ったことからライフルを作ることを思いたち、鉄工所で薬莢を装填するレンコン状のものを作った記憶がある。よく機械を貸してくれたものだ。ゴム銃をライフルの形(ボーガン状)にしたものも作った。映画館に持ち込み、怪獣映画でスクリーンに向けて撃ったりしていた。もちろんトカゲも撃った。模型飛行機や竹細工、木刀。
 祭りの夜店で売る針金で作られた鉄砲など欲しかったが買えなかった。この頃から作る、が基本だったようだ。地雷を作る過程で、持っ たまま薬品を家の中で爆発させ、部屋中真っ黄色にしたこともある。薬品名は言えない。指は腫れ上がったが、付いていた。モデルガンを改造し空気銃の弾を発射。隣の板塀を貫通し悦に入っていた。学校の工作も熱心に作った。
 甥ができてから宿題を手伝った、というより夢中で作りあげてしまった。硬貨をスマートボールのように上から落下させ、種類ごとに分ける貯金箱を作った。 郵便局に展示されたと聞き、少し悪い気がした。甥の夏休みの宿題工作=写真=。全ネジは2本だが、床がCDを支える。これくらいなら疑われまいと、端材に穴をあけただけで出来上がり。穴は開けさせた。あまり満足そうでない甥の顔が印象的。教訓、子供の宿題はほどほどにすべし。

鉛筆立て

 ヒノキのまな板を作った時出た端材の節が面白いと思い、鉛筆立てにしてみた。文鎮になるように錘を仕込みたかったが、適当なものがなかった。ウレタ ン塗装がいいと思うのだが、家人が時々香りをかぐというので塗装は中止。大物は作る機会が無く、最近は簡単にできる小物ばかり。実は、本格的な小物は難しいのだ。木工家が時計やコースターなどの小物を作っている。端材が大量に出ることと、小物を作る場合こそ実は大型機械が必要なのだ。中途半端な小物で欲求 不満解消。それにしても焼き印は説得力ある。和風のデザインも考えなくては。

釣りテーブル2題

 1.小型のボートでは、船べりは薄く、竿受けやまき餌ホルダーも設置が難しい。そこで、 多目的テーブルを作った。1作目は市販のワークベンチ(写真1と同じようなものでメーカーは違う)を分解。バイス(ハンドルを回して挟む)部分を外して、 板を取り除く。金具を逆さまに取り付け、船べりを挟む構造となる。挟む部分が金属なので、ゴム足をかぶせる。材は2×4。餌箱は桐。5年間使用したが、船 がバウンドしても外れたことはない。
 2.前回作った釣りテーブルは少々重かった。テーブルの幅を狭め、船べりを挟む構造をトグルクランプにしてみた。外側はT字の直角ステンレス金具を使い、脚底ゴムをビスで止めた。板は2×4と2×6のあまり。3枚をビスケットジョイントで接 ぐ。クランプには脚底ゴムをかぶせている。穴径はテープで調節する。簡単に落ちなければよい。竿受け用の穴を2カ所フォースナービット35mmで掘る。ク ランプの金属部分はクリアラッカーを吹いておく。でも錆びるだろうな。ビスは全てステンレス。工作は簡単。
 餌箱はエサが乾燥するので必須だ。幅を細くした。前後の板を長くしてテーブルを挟む構造。少しきつめに作る。フタのない方は網かごやオモリなどを置く。材は桐、栂、杉の端材。前回より若干スマート。フックは万が一外れた時のための流れ留め。
 改良点は、もう少し深く挟む方が安定がよい。船べりは外側に少し傾斜していた。外側のT字の下に板を入れる。このままでも外れることはなかったが、波が高い時の実証はできていない。タオル掛けも設置したい。

踏み台

 踏み台を作る(W620mm×D245mm×H150mm)、部品点数4。材は米ツガ、タモ集成材(厚さ30mm)、米ヒバ。ヒバが踏み板、タモは脚、ツガは桟になる。ヒバ以外は端材。
  それぞれ材を切り出し加工したのが写真1。釘やビスは使わないので全て蟻で組む。手持ちのヒバは巾が100mm、しかも面取りしてあるので適当な巾になる ように3枚をカット、ビスケットで接ぎ245mmにしておく。21mmのミゾキリカッターでまず踏み板に溝を掘る。脚はタモを切り出したのち蟻(凸)を加 工する。脚の蟻を測りながら蟻溝をトリマーで切った。システムバークランプをフェンスにする。ワンタッチで墨線に合わせられるので便利だ。あらかじめフェ ンスから加工溝までの長さは、テストカットで確かめておく。保存しておけば次回からの加工がスピーディーになる。
 次に桟を入れる蟻を脚に掘るの だが、一度脚を踏み板にセットして桟の巾を正確に確かめておく。アリは途中まですっと入りさらに強く押し込むと最後まで入るきつさになる。ポニークランプ を使えばいいのだが木槌で叩いた。アリ溝は踏み板の前まで通さないで手前で止めている。前部分20mm程度、脚のアリを切り欠いておく。こうすれば前から 見ても溝が見えない。止まる端にだけ接着剤を付けた。
 塗装はワトコオイル・ドリフトウッド。タモはいい色になったと思う、ヒバはイマイチだ。ツガには向かない。
 設計図というほどでもないがPDFにしておいた。

調味料入れ

 材はブナ。材を見ただけで唯一私にもわかる特徴のある点々。サイズは W42mm×D42mm×H90mm。調味料入れなんですね。100均で発見。角材に穴をあけ卓上丸ノコで刻印を取っただけ、形は武骨だがシンプル。作るより安い。どうも四角い ものに惹かれる。2個ゲット。元々は塩用なんですが、我が家では塩を振る習慣がない。従って穴を広げて七味に使う。ペーパーで磨き塗料を取る。多少の面取りを行った後焼き印を入れワトコオイル(ナチュラル)で仕上た。