角瓶の貯金箱のキープタグ

角瓶の貯金箱につけるキープタグ(40mmの立方体)が無くなった。健康のおかげで角瓶1920mlの方は次々空になり、訪問者すべてに渡せるほどのストック。焼き印も少しうまくなった。小物はまとめて数個作った方が効率がよい。ツガを角材に切り出して卓上丸ノコに寸法治具(ストッパー)をセット、立方体に切断する。ベルトジスクサンダーで面取りの後、400番までのペーパー掛けと8mmの穴開け。焼き印を押して、WATOCO オイル(ナチュラル)で塗装1回。グレーの紐を通せば出来上がり。

iPadスタンド2

iPadスタンドは以前に書いたと思っていたが勘違いだったらしい、自分用だったので忘れていた。以前作った皿立てと同じで工作は簡単。後ろの棒は1本でもiPadが倒れた りはしない。穴を3個開けてiPadの傾きを変える。きれいに掘るためにフォースナービットで掘る。同じビットサイズを2本用意して、1本はセンターの三 角キリを削っておけば真ん中の無粋な穴を開けないで済むと思うのだが、実行はしていない。
 丸棒はラミンの15mm後ろと10mmの前側。丸棒長 さ150mm。台のサイズは端材なので適当、実測したらW176×D199mmだった。板厚は30mm。前の止めから後ろの一番手前の丸棒までは 100mm。丸棒の穴は25mm間隔。塗装はない。小さい穴はタッチペン格納用、大きな穴に入っているのは画面拭きエタノールスプレー(スプレーボトルは ホームセンターで、百均にもあったかも)。眼鏡拭きではなかなかとれない手の脂も、シュッと一吹き一発できれいになる。エタノールは薬局で購入。
  この度、タモの端材が出たのでiPadスタンド2を作成。前の2本のピンをブラックウォールナットの木片に変更、溝を掘って差し込んだ。ラミン丸棒の中央 に鬼目ナットを埋め込んで、ネジ固定にしたので棒を持って移動できるようになった。これは結構便利。前後の穴は一時利用と思い差すだけ、ボルトがあるのは 真ん中だけにした。メモ用シャーペンの穴も追加した。手書きメモ用紙も必要(置くだけ)。塗装はワトコオイル(ナチュラル)。作った後だが、鉛筆の位置が 悪い、エタノールボトルが取り出しにくい。左右に分けた方がよかったかも。

iPadのスタンド

  友人に頼まれたのは、iPadのスタンド。デザインは板にスリットを付けただけとシンプル。ただ、こういった加工は素人木工では難しい。ルーターの角度を自在につけることなど出来ないからだ。そこで、まずスリットの角度を決めた。75°とし、勾配15°の台を作ることにした。ベニヤと端材で作る。出来るだけ正確を期すが1°くらいずれても問題ないだろう、そうはずれないはず。
  次にこの台に加工する材(ブラックウオールナット)を両面テープで張り付ける。こうしておけば台ごと固定できるので作業は楽だ。以前、板の反りを取るために作ったルータースライドhttp://lustyhouse.jimdo.com/%E5%B7%A5-%E4%BD%9C/%E6%B2%BB-%E5%85%B71/#routerjig治具を使って3回に分けて彫り込んだ。使用ストレートビットは9mm。一度ルーターで仮フェンスを少し掘り込んでマークし、材の加工位置を合わせる。
  端材で試作、iPadをタップしたときの安定を考えて、スタンドの奥行きを80mmとした。材はブラックウオールナット、塗装にくるみ油を使った。くるみ油は粘度があり、塗って余分を拭き取った。さすがブラックウオールナット、仕上がりは重厚ないい感じ、溝もシャープだ。この治具では斜度75°が限度。さらに倒したい場合は以前アップしたiPadスタンドが無難。ただし、まだUPしていなかった。

箸置き

 最近は小物ばかり。箸置きを頼まれたので作ってみた。箸やスプーン、フォークまで置けるもの、という特大箸置き。材はセン、タモとブラックウォールナットを組み合わせてみた。アリで組みたかったが自信なくイモ接ぎとなった。少し寂しいので格納ケース(タモ)と普通サイズの箸置きも付けた。適当に接いだ材を成形、ペーパーや面取りを施した後、卓上丸ノコに以前作ったカンザシ作成治具をセットし小口切りにしていく。
 定番の箸置き、舟形は作る気になれないし、曲線は素人木工には辛い。簡易スピンドルサンダーで出来ないことはないが、たぶん揃わない。左右にフェンスを設け、サジ面トリマービットで掘るだけにした。塗装はWATOCO オイル(ナチュラル)。
 デザイン的には先が黒くなるはずだったのに、掘ったら逆だった。教訓、いかなる場合も確認が必要。

初めてのイス

 作業場にイス兼脚立を作る(W410×D260×H450mm)。これまでちゃんとしたスツールが無かった。節、割れのあるセンの端材を座面に使うので、この板から寸法を起こした。座板(185×410mm)、少し座面が足らないと思い前後に桟を足すデザインにして座面の奥行きを確保することにした。足と桟はホゾ、座板は裏からビスで固定。2段のビス穴を掘っておく。材は足(米栂)、座板(セン)、座面の桟(米ヒバ)、桟(ブナ)と端材ばかりで色とりどり。
 ホゾはバンドソーで切り込んだ。これがけっこう正確で、楽ちん。現物合わせでホゾ穴を掘っていく(大まかにマキタのカクノミ盤も使う。いずれも仕上げはノミ)。材の太さサイズは微妙に違う。対面するホゾ穴の位置決めが難しい。きちんと組み上がるのだろうか、少し心配。墨付けにはケビキが便利。何とか骨を組むことが出来た。縦方向に締まり代、つまりボゾ穴を短くした。ホゾ穴にボンドを入れ、ポニークランプで締めていく、多少きつめ。仮り組み無しなので、穴の深さは事前に十分確認する。天板を裏からビス留めして出来上がり。塗装はなし。

額縁

  前回作った留め切り治具とカンザシ治具の成果を試すため額縁に挑戦。サイズは成り行きだが、各辺同じなので正方形になるはず。材はブナの角材。デザインは当然シンプル、飾りなどはない。まず、角材の寸法を正確に合わせる。と言っても合うのはミリまで。4本そろえて一度に切って長さを合わせた。次にルーターテーブルでガラスや裏板を入れるための切り欠きを入れた。テーブルソーの方が早いかも。ルーターでは一度に多くは切り欠けないし焼けも残った。この時点でペーパーを掛ける。組んでからではやりづらい。
 卓上丸ノコに留め切り治具をセットし、向かい合う材を左右のフェンスで交互に切っていく。接着剤を塗り、クランプで締める。ベルトコーナークランプを使用。以前作った額縁クランプは微調整がやりにくかった。慎重に留め部分の具合を確認する。表部分は注意したのでうまく止まった。しかし裏は2カ所すき間が出来てしまった。どうも角度が悪い、さらに詰めなければならない。カンザシの溝が若干ずれてる。もう少し調整が必要だ。しかもカンザシがうまく入っていない。穴が空いてしまった。欠けもある。隅々にまで注意を払うことが肝心。カンザシは少し緩いと思ったが接着剤でふくらんだか、ちょうどよい。カンザシストッパーの調整はこれでいいようだ。
 試作1回目は失敗に終わった、100均でもこんな額は売ってない。作るからには完ぺきを目指さねば。額は材料費として木の他にガラスかアクリル板、マットなど必要で安くは出来ない。小さな額、少量なら買った方が安い。

カレンダースタンド

 カレンダーを入れるスタンド、色見本のため5枚作った。溝を掘った木片をコの字型に組み、アクリル板に挟んだカレンダーをスリットに入れる。厚紙で調節しているので持っても抜けにくい。材はブナ。ちょっとカンナをかけるだけでツヤツヤの木肌。オークションで購入の端材。アクリル板もオークションのショップで買う。一番安い店。厚さ5ミリの計算式(タテ寸法Xヨコ寸法X0.0055=単価) があって面白い。意外と安い(100mm×200mm×0.0055=110円)のだ。送料(650円)で10枚買った。
 スタンドには実は見本があって、いくら見てもどういう構造か分からなかった。自分で作れる形に変更、見た目は同じだが構造は違う。材をそろえた(おおよそ)後、各部材を卓上丸ノコで寸法に切り出す。ルーターで12ミリの溝を掘る。位置あわせは面倒(なかなか真ん中に来ない、真ん中に来ないと組み立てがうまくいかない)。接ぎは無し、ボンドでイモ接着。ベルトサンダーで目違いを取る。組み立てた後、あらためてベルトサンダーで足の部分をそろえる。材の厚さはそろってないので高さ はまちまち。精度の高い機械があれば、簡単だろうね。板の幅が少なく、ちょいと不安定。クリアーな仕上げの方が合うようだ。オイルもステインも濃いとムラになる。木目を生かしムラにならない塗料はないものか。
 写真は右手前から木肌のまま、ウレタンニス油性、WATOCOオイル(ナチュラル)、WATOCOオイル(ダークウォルナット)、カシュー黒つや消し。

カレンダースタンド2

 桜のブロックを買った。前回と同じく、テーブルソーでカット(30mmくらいの幅)。ナイフマークや逆目をサンダーで取る。かなり硬くカンナが効かない。カンナが切れないのか、腕が悪いせいだろうが、逆目でがたがたになる。仕方ないので手押しカンナで面を出し、サンダーで削る。ルーターで溝を掘り(12mm)ボンドでイモ接ぎ、完了。ボンドが乾いたらベルトサンダーで目違いを取る。さらにサ ンダーで磨く。塗装はWATOCOオイル(ナチュラル)。蜜蝋ワックスを塗ってみた。今回のアクリル板は少し大きめの110×220(5mm)2枚使用。
  ルーターテーブルで溝を掘る。ピースは3個。適当に真ん中に溝が来るようにフェンスをセット。下と右のピースはそのまま溝を掘る。右は途中まで。左だけは 途中から掘り始める。これで全ての溝が同じ位置になる。スリットが合わないとアクリル板がうまく入らない。これで、ど真ん中に溝が来る必要はなくなる。ア クリル板は切り口が鋭い、スクレーパーで少し面取りする。バフで磨きを掛ける。

鍋敷き2

 いろんな色の端材を集めて鍋敷きを作ってみる。デザインの違うものを3個作った。適当にならべ、組み合わせを考える。全て卓上マルノコで直角を出しておく。厚さをそろえるためバンドソー に通す。この加工でバンドソーの刃が1本ダメになった。小さい材をバンドソーや卓上マルノコで切るのは危険だ、が他に方法がない。
 全てをボンドで接着後、ナイフマークや凸凹を取るため、手持ちの電動カンナで削っていく(自動鉋に通す勇気はない、手押し鉋ならあるいは大丈夫かも、だが幅が足らない)。ある程度目違いが取れたら、さらに手持ちのベルトサンダーで均した後、3種のサンドペーパーで磨く。塗装はWATOCO オイル(ナチュラル、材の色はあまり変えたくない)。完成度はイマイチ。クランプできないところにすき間が出た。次回はもっと丁寧に作る。クランプ治具を考えてみよう。

布草履編み台

 友人の奥さんから布ぞうり製作台を頼まれた。材料は買ってあるとのこと。完成図を見せてもらっても、どのようにして編むのかは分からない。工作は簡単 で、作ってはみたものの著しく見栄えが悪い。巷では「布ぞうり」はたいそうはやって いるようで、ググるとかなりのヒット数となる。市販されている作業台もある。実際編んでみなければ、どんな形が使いやすいのか見当がつかない。
 かなりのページを歩き、編み方や力のかかり具合、ロープを通すピンの位置などを調べる。種類はまだまだたくさんあるようだ。

布草履編み台2

 またまた、布草履編み台です。前回とは違い、テーブルで作業できるタイプ。テーブルの端に引っかけて手元で作業できる。見せてもらったものはベニヤに釘が打ってあった。編んだことがないので細かいことは分からないが、ピンが5本立っていればいいということで作ってみた。家人の分と2個作った。
 台は560mm、ネットで調べるとピンは4本のものが多い。真ん中のピンはいらないのかもしれない。材は板がヨーロッパビーチ(ブナ科の広葉樹)、手持ちの材は幅が少なかったので接いだ。ピンはウオールナット、押さえバーはブナ。塗装はWATOCO オイル(ナチュラル)。ネットで設計図を探したが見つからなかったので、PDFにしておいた。downloadからどうぞ。改良の余地があると思うので、アドバイスがあればお願いします。中にはけっこうこったものもある。

 

 黒檀(高級材)の端材を買った。どんな材か見てみたかったのだ。これまで触った材は ブナ、ホワイトアッシュ、ヒノキ、桜、ウォルナット、タモ、パイン、杉、ホウ、エノキ、クリ、米ヒバ、ケヤキ、米ツガ、ファルタカ、ラワンなど。作る物に よってどんな材が向くか、触ってみないことには始まらない。
 箸を作ってみる。その前に治具と言えるか、台に斜めの溝を掘る。その中に細く切り出した材を入れてカンナで削ろうという寸法。斜めになるようにレールをセットしてトリマーを滑らせて掘った。角度はいいかげん。
 黒檀は思ったより削れる。案外軟らかい。疲れるので刃を多めに出す。ある程度角度がついたらベルトジスクサンダの出番だ。角度を崩さないようにひたすら削っていく。仕上は#400のペーパー。オイルを塗って完成。
 百均で黒檀の箸を売っていた。ショックだ。

 続いて箸。材はケヤキ。この材が箸に向いているかどうかは分からない。今回新たに箸作りのための治具を作ってみた。古いまな板にシナベニヤを両面テープで張り付け、スリットを作る。シナベニヤは9mm。厚さは一応信 用する。スリット左から11mm、10mm、9mm。真ん中にV字の溝、右端は逆のテーパー。最終的に8mmまで削るので1mmの厚紙と傾斜付きの補助具を切り出しておく。断面が菱形にならないように気をつけながら、ひたすら小鉋で削る。V字の溝は角の面取り用。

  1. 板厚を11mmまで削った板を用意
  2. 箸の長さに切断
  3. 本当は割るのだろうがテーブルソーで11mmを目安に切断
  4. 左端のスリットから順に入れて、やや正確な正方形の断面を持った角材になるまで鉋で削っていく(台まで削らないように注意)
  5. 3番目9mmスリットに傾斜を付けた補助具を入れ1面数回ずつ回転しながら削って、箸にテーパーを付ける。最終的に太いところが8mmくらいになる
  6. 箸の先6cmくらいはさらにきついテーパーになっているので、右端のテーパー台にセットして適当に削る
  7. 7.ベルトサンダーで軽く研ぐ
  8. V溝に入れて面取りする
  9. サンドペーパー#400で磨きながら、箸先を丸く仕上げていく
  10. さらに#1000のサンドペーパーで磨く
  11. 拭き漆で塗装するつもり(現在、漆には気温が低すぎるので、保留。気温24度以上になるまで待つ)

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