MEMO帳PAD(mPad)

何個目になるか、またMEMO帳mokuPADを作ってみた。最近は作るものもなく、工作から遠ざかっていた。
少し面倒な工作になるが、新たなデザインでmPADを作ることにした。それというのも、以前の作りではメモ帳が時々外れるからだ。メモ帳はA6(105×148mm)。メモ帳、ペン、消しゴム収納、すべて彫り込むことにした。もっとも長く供給されるであろうメモ帳は無印の無地(A6クラフトメモ)、補充が簡単と思ったからだ。材はタモ。トリマービットの負荷を考えて、あらかじめフォースナービットで彫り込んでおく。トリマーで彫り込んだ後、広い面積はルーターで払った。若干堅いのか、少し焼けた。上辺の色が違う材は、ブラックウォールナット。トリマー使用の際、欠けたので埋木した。失敗も「埋木でOK技」。塗装はWATOCO オイル(ナチュラル)。
思いついたのだが、フォースナービットの真ん中のとんがりを削れば、まん中に穴が開かなくてすむのでは。次回までの宿題とする。

ひな壇

数十年ぶりに出した、ひな人形の効き目がすごい。姪の一人がさっそく、ボーイフレンドを連れてきた。建築関係とかで話はいやがうえにも弾んだ。うまくいきますように。
残る姪はあと二人。以前ブログに載せたひな人形、ひな壇が無かったので念を込めて4個作る。あと二人、お願いします。ダボに、段のシナベニヤ板・ダボ穴に差し込むだけで3段完成。どうせ隠れるので、端材をつぎはぎ。

レンジ台

 レンジの台を頼まれたので作ってみる。サイズぴったりがDIYの存在意義だ、棚と棚の間に入る。パイン集成材1820×400×18mm(2480円)1枚を調達。松科なので松ヤニのにおいがする。ビニールを外すと湿っぽいので少し置く。
 コの字型の台になる、材は18mmと薄いがレンジが軽そうだったので大丈夫だろう。周りの食器棚に合わせて白っぽい塗装。塗料はアサヒペン「水性スーパーコート」ティントベージュ。表に貼ってある色見本は若干肌色っぽいが、赤みは感じない、ほぼ薄いグレー。
  材料を3枚に切り出し、桟には松の垂木。組む前にペーパー#240を掛けた。ボンドとビスで接合し、ビス穴はパテ埋めする。サンディングシーラーを塗って ペーパーを掛けること2度。塗装も刷毛で2度行う。天板だけ#2000で水研ぎし、薄めた塗料を布にしみこませて上塗りとする。
 水研ぎは適当に水をたらし、ペーパーを軽く塗装面に当ててこする。ペーパーは添え木に巻き、力はいれない。数回軽くこすると水が白濁し、つるつるになっていく。最後に同じ塗料を若干薄めてメリヤスにひたして塗布、完成とする。
 壁にぴったり付けるので中に入る炊飯器とトースターのため、テーブルタップを強力両面テープで張り付けておいた。

皿立て

 焼き物の皿を飾るための台、友人の依頼。よくあるタイプは作る気がしないし作れない。早速ネットにて「皿立て」で検索、真似っこで2種類ほど作ってみた。糸のこ盤が無いので、やはり直線ものが作りやすい。皿の大きさでサイズは変わるのだが、一応作ってみないことには分からない。
 材はナラ、ブナ、タモ。丸棒はラミンとウオールナット、15mmと12mm、10mmを使った。穴はドリルでなく、フォスナービットで掘る。ドリルビットよりきれいな穴をあけることが出来る。穴が深いと切りかすの排出がうまくいかず、焼けが入る。最初だけフォスナービットで掘り同径のドリルビットで予定の深さまで掘る。塗装は黒のラッカースプレー、WATOCO オイル(ナチュラル、エボニー)。
 写真3枚目はオリジナル。いも接ぎし、穴を開けたら出来上がり。小物の塗装に、段ボール塗装ブース。

ティッシュボックス

 ティッシュボックスを試作した。ティッシュを半分に切って使うという。家人もやっとわが家の現実に目覚めたか? ティッシュは5箱197円。キッチンペーパーは1箱97円。ふんだんに使うキッチンペーパーを控えたらとアドバイスした。
 以前既成の抽斗を壊した時に取っておいた杉の薄板を使う。まず2面を手押し鉋で成形。自動にかけて厚さをそろえた。箱はアラレや蟻で組むのが常套だろうが、まだそこまでの技術がない、素人木工では小さい箱は結構辛い。最近作った留め切り治具の試運転にもってこい。材の長さをそろえてから留めに切ってイモ接ぎし、ふた(上面)部分もボンドのみ。糸ノコ盤が無いため、ティッシュを取り出す穴は接いで作った。材の向きが違うが、これはこれで結構いいと思う。底は抽斗状にした。
 ゆっくり切ったがバリが出るし材が欠ける。やはり緻密な材でないとうまくない。抽斗には5.5mmのベニヤを入れる。6mm以下の細いビットは持ってない。組み上げた後、角面ビットで天板の側面と穴を面取りしてみた。塗装はオイルステインの後、艶消し透明アクリルスプレー。ざらつくので#400ペーパーを軽く掛けた。箱物用留めクランプも製作。本番ではブナを使うつもり。
 ティッシュを切るためのクランプも作成。ティッシュを箱からだし、クランプで押さえつけた後、一気にカッターで切断する。ティッシュのサイズは計算されているのだと思う。半分だと当然物足りない。

フラワーフレーム

 プリザーブドフラワー。ドライフラワーとは違うらしい。数年持つともある。このプリ ザーブドフラワーを入れる額縁を結構見かける。飾りなどをあしらいプレゼント用に加工するらしい。定年祝いにももらった。この額を頼まれたので作ってみ る。要望で箱の中を2倍の広さにする。
 額は初めて、しかも材の厚さが違う端材を使ったので、留めがうまくいかない。卓上丸ノコの精度もあるかも しれない。バリが出ないようにゆっくり挽く。当然ながら材の巾と厚さを正確に合わせなければならないが、いかんせん素人木工ではこれが難しい。箱と額部分 はボンドとタッカーで接合。多少の誤差は組み上げて鉋とペーパーで削り、すき間や節、穴はパテで埋めた。シンプルすぎてかわいらしさもおもしろさも皆無だ が、アイデアはない。箱部分と額部分は上からタッカーで打ち付ける。タッカーの穴はパテ。塗装ですべて隠すつもり。塗料はウッドシーラを2度塗っ て#400で磨いた後、カシュー艶消し黒と水性ペンキの白それぞれ3回塗り、で終わろうと思ったがうまくいかない。刷毛塗りの限界を感じる。やむなくラッ カースプレー缶でさらに2度吹いた。
 水性塗料は刷毛を洗って再利用。油性塗料は使用後の刷毛をシンナーで洗い、ラップでくるんで一時保管し全て の塗装終了後に捨てる。従って安い刷毛しか使えない。
 ネットで見かけた額用のクランプも作ってみた。ウッドクランプで簡単に締まる。力が均等に かかるような気がする。

フラワーフレーム2

依頼でプリザーブドフラワーの額縁を6個作る。今回はMDF900mm×600mmの厚さ9mmと5.5mmを使った。前回はストックの杉の端材を使ったのだが、適当な厚みの材(無節)はなかなか求められない。見本はMDFで出来ているようだった。木口の吸い込みが激しく、塗料がうまく乗らないが、接着剤は効くようだ。切り口もきれいだし、平滑さはこの上ない。
 要は寸法に切り出し、接着剤で貼り付けるだけ。タイトボンドlllを使った。出来上がってみればけっこうかっちりする。額部分の留めはクランプなしで張り付いた。ボックスの方はベルトコーナークランプが使えた。裏板は余裕を持って切断し、張り付けた後で木口の目違いを取る。鉋も使えたから楽に出来た。もっともMDFには木口も木端もない。ホームセンターで幅50mmに切断してもらえば作業はかなり楽になる。幅は同じであれば1、2mm動いても問題ない。
 パーパーで磨いた後、ウッドシーラーを2度塗り。#400のペーパーで軽く磨き、水性の艶消しホワイトで塗装を2度。筆跡がかなり残ったので、ラッカースプレー缶で仕上げを行った。水性塗料は乗りにくいが、ラッカースプレー缶だけだと塗れないところも出る。油性の塗料を使った方がよかったかも。塗装途中の筆はラップでくるんでおけば洗わずに使える。
 寸法をPDFにしておいた。DownLoadからどうぞ。2枚のMDF板で4個出来る。

花台

 ヒノキとブラックウォールナットの端材で花台を作ってみた。サイズは (W340×D305×H50mm)。ヒノキの耳を残し手鉋で平面を出しておく。厚さをそろえるのに巾が広いため自動カンナは使えない。手鉋で納得いくま で削る。材の途中から少し逆目が出、かなり削ったが止まらない。仕方ないので適当なところでサンダーに交代。電動で#80,#120,#240、最後に手 で#400を軽くかけた。
 ウォールナットの脚は寸法に切り出しペーパーをかけた後、WATOCO オイル(ナチュラル)。台の方はサンディングシーラーを塗って#400サンドペーパーで磨く、を2回繰り返す。カシューネオクリアをてるてる坊主状にした ウエスですり込んだ後、#400で軽く磨き刷毛で2回塗って仕上げた。脚の接着はボンドのみ(強度を出したい場合は、脚の裏からピンを差せばいい)。カ シューネオクリアは刷毛で塗ると小さな気泡が出来る。環境が悪いので埃も落ちる。クリア仕上げはカシューシンナーでかなり薄める必要があるのかもしれな い。塗装は難しく、試行錯誤の連続。素人でも簡単にきれいに塗れる塗料が欲しい。
 塗料の保管はラップを落とし込み2重にしてからフタをしてい る。こうすればフタに塗料が付かないし出来るだけ空気を追い出すことが出来る。フタは最初に開けた時きれいに拭いておく。

重箱

 重箱を作ってみた。材はウオールナット、木肌は思ったより導管が太く、緻密な材ではない。かなり神経を使って作ったつもりだったが左右で大きさが違う。測らなくても分かる。ふたが一方向閉まらないからだ。側板は留めで作りボンドで接着。 接着剤は食品を考慮して膠(にかわ)系を使用。膠は温めるととけるため、修理が可能。フタや底板は3枚接ぎ。実は留めの方向を間違えたため、当初予定のサ イズより小さくなっている。素人木工では時間が開くため、しばしば間違える。失敗の1回1回が経験。「経験とは求めていた物が手に入らなかったときに、手に入る物」、けだし名言だが、痛い。木工はリスクの高い作業だ。そこがプロのプロたる由縁だろう。いちいち間違えていては商売にならない。
 塗料はカシュー。材に十分ペーパーを掛け、カシュー下地2号を塗り込んだのち拭き取り、ペーパーを掛ける。けっこういい色になる。次に内側部分だけカシューサフェーサー黒を2度下塗りし、ペーパー掛け。ここまでは組む前にやっておく。組み立てが終わってから外側にマスキングして、内側はカシュー黒を2度塗り。 次に外側やふた部分にカシュークリアを塗り込む。水研ぎし完成。写真の缶から出ているサランラップは塗料表面をラップでおおい、出来るだけ空気に触れさせないため。サランラップよりポリラップが丈夫。出来上がってはみたものの、匂いがきつくとても食品を入れる気にはならない。水漏れは無いようだ。
 デパートでときどき触ってみるが、けっこうガタのあるものも多い。もう少し余裕を持たせてもいいのかも。しかし、市販品の塗装はどれも乾いたいい色をしている。機会があれば聞いてみたい。木工は塗りが肝心、やはり漆に挑戦しなければ食器類は無理かも。
 塗料は大橋塗料で購入。詳しい塗りの小冊子もついていた。10,500円以上で送料、代引き手数料無料。カシューシンナーはホームセンターに大きい缶がなく、高価。結構使うので4リットル3650円がお買い得。
大まかなサイズをPDFにしておいた。

植木鉢

 水に強くシロアリにも強い、ということでヒバ材を買った。ヒバは木造建築の土台に使 われるらしい。1枚W100mm×H1800mm×D27mm、980円の10本束売り。ウッドデッキ材ということで片面に面取りがある。つやがあって軟 らかそうな材。加工しやすそう。当面作る物がないので、耐用年数のテストのため植木鉢を作ることにした。
 面取りはそのままで二枚をビスケット ジョイントで接ぐ。一辺が27cmの正方形。底板は3枚接ぎ、抽斗のように溝を掘ってはめ込む。すべてヒバ材。ボンドとステンレスのビス留めで組み、贅沢 にもウオールナットの丸棒で埋める。コーナーは液体ゴムでシール。塗装はキシラデコールの予定。材2枚が必要なのでけっこう高い植木鉢となった。

トレー

 鍵が行方不明になり、探し回る。家の中にはあるのだが、置いたところが分からなくな るのだ。年とともにこの傾向は強まりつつある。そこで身の回り品一式を置くトレーを作ることにした。クリの端材。まず反りをとり、ミゾキリでスリットを何本か掘る。マークのあるところはルーターでさらに掘り下げた。ノミで目違いや面取りし、定番となったWATOCO オイル(ナチュラル)で仕上。焼き印失敗。ちゃんと平面になっておらず、温度も高すぎたようだ。
 机上では面白いと思ったのだが、思っていたほどの出来にならなかった。色の違う材を接いで作ればもう少し面白いかもしれない。スリットの幅をそろえれば鍋敷きでも使えそう。

木の小皿

 クルミを買ったので小皿を作ってみる。工作はシンプル。材を適当な厚さに切り出した後、正方形にカット、裏を角面ビットで切り欠く。カシュー下地2号で 整えた後、カシューネオクリアを筆で塗る。裏はクリアの前にオイルを塗布、ややくらい色調とした。表はクリアの後サンドペーパーで磨きさらにクリアを掛け る。最後に#1000で水研ぎしクリアーを掛けて終了。小物の場合、吹き付けにも挑戦 してみたい。筆ではやはり限界がある。全くの平面なので汁物には使えない。さてさてどうする。置物用にでも。

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