ジグソーフェンス

ジグソーで板の中ほどを切る場合、フェンスがあればある程度真っ直ぐに切れる。そんなに長く切ることはないので、短めのフェンスでよい。2mm程度のベニヤにアルミのチャンネルを両面で張り付けていたが、 ちょっとがたがたする。ベースの乗る板巾が少ないので、厚板を切った場合切り口が斜めになることも。そこでスリットにすれば安定がよいことに気付く。さら に、墨が見やすいように板をアクリル(3mm)にした。
実際はアクリルの裏に滑り止めのサンドペーパー#250を張っている。ジグソーを乗せてスリットを切る場合、セロテープを張っておけば発熱を少し防げる。
好都合なのは実際に切れる厚みが分かるので、墨の左右どちらを切ってもOKだ。蛇足ながら使用する刃は、補充が可能であることが必要。在庫も数本用意する。

センターマーカー

 丸棒などの中心を出すのに必要。市販品は鉄製で精度もありそうだが、何とか自作を試みる。二本の木っ端を正確に90°で接合、そこへプラスチック製、市販の三角定規を両面テープでセット。これで45°を確保する。さて鉛筆の芯を研いで3回マークした。
 市販の30mm丸棒に印をつけて、コンパスで同心円を描いてみた。まあまあではないだろうか、これ以上の精度は確認しようがない。画像を拡大してみたらコンパスの穴位置が若干だが右にずれている。老眼の悲しさ、センターにピンを打つことも難しくなった。

細ベルトサンダー

 またまた、のほほんさんのお知恵拝借。六本組木のピースの溝を磨くためのサンダー。これまでは角材に糊付きペーパーを貼ってひたすら手でこすっていた。この細ベルトサンダーはあっという間に磨けてしまう治具。組木の溝は最小が15mmなのでペーパー幅を14mmにカットしている。リョービのベルトサンダーBDS-1000に設置、あっと驚く技。このベルトサンダーの改造や使い方満載のページは必見。

ルーター治具

 前回作ったスライド丸ノコ治具と同じ方法のルーター治具。反った材(ほとんど反っている、また置いてる間に反る)を平滑にするためのに作った。素人には鉋で平面を出すなど不可能。また、短い寸の材を機械にはかけられない。
 仕掛けは簡単だが精度はよりシビアに出さなければならない。スタンドの高さが違うと平面が出ないのでベースはMDF材を使った。前後の枕は注意深く高さを合わせる。クランプは小さいものをボルトを交換、ゴム脚を付けた。向こう側のフェンスを切り込んでおけば掘れる位置がだいたい分かる。滑りをよくするため、アルミチャンネル(3mm×30mm×30mm)に敷居滑りを貼っている。巾のあるルータービットを使う。まず一番低いと思われるところに高さを合わせる。ルーターは力があるのでみるみる平面が出来る。板厚49mm、巾460mmまで加工できる。

額治具

 前回フラワーフレームを作ったのだが、留めがうまく切れなかった。卓上丸ノコで45度切りしたのだが精度はイマイチ。そこで またまた、のほほんさんのお知恵拝借。さて今回のモノマネは、留め切り治具とカンザシ治具。先人が試行錯誤で構築したノウハウを、やっぱり真似てしまったほうが手っ取り早い。のほほんさんのアイデアはバリエーションがすごい。つぎつぎ繰り出される展開は見てて楽しいばかりか、役立つものも多い。
 他のページでもさまざまな留め切り治具が紹介されている。テーブルソーを使ったものが多い。テーブルソーの精度がイマイチなので卓上丸ノコを使うことにした。セットが楽で手っ取り早い。ベースは12mmカラーコンパネ、大体の位置を決めたら、裏にストッパーを張り付けてから一度切り込んでおく。こうしておかないと次回からの位置決めが難しくなる。一度切り込んだベースを基準に45°+45°=90°のフェンスを立てる。フェンスは調整できるようにビス固定。治具を固定するクランプは、枕を敷いて丸ノコに付属するものを使用できるようにした。
 額縁は留めで作るので接合部分がボンドだけのイモ接ぎになってしまう。裏にベニヤの三角を貼るなど許せないわけです。そこで薄い木片(カンザシ)を留め部分に溝を切ってはめ込む技です。額縁部分とは違う色の材でアクセントを付けます。カンザシを入れる溝を掘るのがちょいと難しい。手ノコではとうてい無理。丸ノコでなく3mmのミゾキリを使うことにした=写真。作業台の端に額を挟むクランプをボルトで作り、フェンスを立てる。カンザシを入れる位置に刃が来るようにするため若干調整が必要。ど真ん中とはいかないまでも目視でだいたい真ん中なら許そう。写真3枚目はカンザシを切り出すストッパー、フェンスに当てて材を切れば3mm弱の木っ端が出来る。
 額縁は、いつかは作らなければならない登竜門。留めの方は、90度にセットしたフェンスに材をあてて卓上丸ノコで切断。たとえ45度が多少ずれていても、90度さえ確保できていればぴったりのはず(向かい合う材を間違わないこと)。箱物のためフェンスは若干高く設定。準備は出来た、次回額を作ってみる。

マルノコスライド治具

 スライドマルノコを持っていないので治具を作ることにした。仕掛けは簡単だが精度を 出すには工夫がいる。例によってアルミアングルを使うのだが、たわむので3mm厚は欲しい。ホームセンターで3mm厚20mm×20mmと3mm厚 30mm×30mmを購入。160mmのマルノコしかないので、フェンスが高いとノコ刃を多く出せない。最大切り幅530mm、厚42mm。タモ集成材 (30mm×500mm×4000mm)も切れる巾を確保した。フェンスとノコ歯をいかに90度に保持するかが肝だ。一発では決められないのでフェンスの 方の取り付け穴を多少大きくし、少しだが動かせるようにした。フェンスの微動ではAMOさん、その他多くのHP、ブログを参考にした。カラーコンパネを使 いトリトン風にした。仮留めして1度テーブルを切って、その線を基準にフェンスを合わせる。先端は少し飛び出る。切断後も丸ノコを保持するため。ノコの 通った溝に墨線を合わせれば正確に切れるはず。切断前にフェンスに接触する材の木っ端面を正確な直線にしておく。写真8のトグルクランプは汎用、Fクラン プとの組み合わせでさまざまな場面で活躍する。

  1. 下地合板24mmとカラーコンパネ12mmを張り合わせて台にする。角材を2本用意し、高さを合わせておく
  2. アングルを切断砥石で切る。バリ=写真1=が出るのでヤスリで取り除く。この時ヤスリを直角に当てるときれいに取れる
  3. レールに取り付け穴をあけ皿取り、両面テープとビスで片方を留め、もう一方は丸ノコのベースに合わせて留める
  4. レールがセット出来た後、丸ノコを1回通せば正確な直線が切られているはず=写真3。
  5. この溝にスチール製の定規をはさみ込む=写真4。
  6. はさみ込んだ定規にサシガネをあて=写真5、切り出しておいたフェンス用のアングル3mm厚30mm×30mmをあてて、ビスで緩く止める。正確に合ったところでビスを締め込む=写真6。
  7. 完成=写真7
  8. 材を保持するクランプ=写真8、手で押さえるだけでも安定感はある。向こう側に見える板は、材が長い場合の枕用
  9. 実際の切断手順は、墨を合わせ材をフェンスに押しつけてセットする。丸ノコの安全カバーを上げて(紐などで引っ張っておく)ノコの後方を上げた状態でスイッチオン、回転が安定してからレールに落とし切断開始。丸ノコの先がレールの先端に達したところでスイッチオフ

 

マルノコスライド治具2

 前回作った丸ノコスライド治具。丸ノコの165mmを使用していたので若干だが、刃が材に負けて逃げていた。今回改良点は、丸ノコを190mmに変更。少し刃が厚くなった。最初から190mmを使うべき。それでも厚い材は数回に分けて切る、段は出ない。
 スライド丸ノコならこんな苦労も無縁なのだが、長い材はスライド丸ノコにも乗らない。集塵のためのヘッドカバーもペットボトルで作ってみたのだが、やはり集塵能力は悪い。メーカーで考えてもらわないと無理。取り付け可能な集塵ノズルは能率があまりよくない。持っている小型の集塵丸ノコはけっこう集塵している、丸ノコはすべて集塵タイプにしてもらいたいものだ。粉塵が飛び散るので少しでも吸塵、段ボールで折りたたみフェンスを作ってみた。見えにくいが先端の穴からも集塵機で吸い取る、W集塵。
 卓上丸ノコもけっこう飛び散る、こちらにもフェンスをつけている例を見たことがある、工房が広ければ可能だ。

サンドペーパーホルダー

 サンドペーパーホルダーを作った。もちろん真似っ子。失礼ながらどこのホームページだったか忘れてしまった。ごめんなさい。

 

 ペーパーを4等分して使用。見てのとおり簡単なものだが効果は絶大。ほとんど無駄なくペーパーを使うことが出来る優れもの。小さい方はペーパー8等分。

 

 これまで木片にただペーパーを巻き付けただけで使っていたが、使いづらいことは言うまでもない。糊付きのペーパーは少し高い、はがすのも面倒。これは、はずれることなくまことに気持ちいい。アイデアマンに感謝します。

卓上丸ノコクランプ

 冬は寒い。道具は冷たい。作業部屋に暖房はない。危険と思い置く気がしない。そこで短時間で出来る小ネタを作ってみた。
 小さな材を手で押さえて卓上丸ノコを使うのは危険だ。何度も材が吹っ飛んだ経験がある。そこで専用クランプを作る。のほほんさんのアイデアを借用。工作は簡単だが、いかにフェンスとの平行を保持するかが肝だ。写真3枚目、卓上丸ノコのスロットのプラスチックが一部欠けてる。小さな材を切って吹っ飛んだ傷跡だ。

  1. 材を2本切り出す(ブナ使用、250mm 程度)。1本めの厚さを正確にそろえ、平面を出す
  2. ボルトの通るアナ位置をマーク。下穴ビットで2本とも貫通させる
  3. フェンスに当たる部分はフォースナービットで彫り込んでおきボルトの頭を陥没させる
  4. ボルトの径の穴開け、2本目は少し大きめに
  5. 1本目にボルトを通しナットで固定
  6. 2本目を通す前に後ろ側のボルトにナットを通しておく
  7. 2本目を通す。ワッシャをかまし蝶ナットをはめれば出来上がり
  8. 使い方は、挟む材の巾に中のナットを調整。後は蝶ナットを締めるだけ

 

 

木工ベンチ

 2×4をビス留めしただけのベンチ。3カ所の高さを、使う機械に合わせている。座面には手押しカンナを乗せる。中の棚面は自動カンナのベース面に、側面は卓上マルノコのスタンドになる。