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ホットガン

我が工房に新たな道具が加わった。ドライヤーだ。ただし髪を乾かすのは避けた方がよい。800度という高温を発する。以前は塩ビパイプをガスバーナーであぶっていたのだが、焼ける。そこで購入してみた。さすが温風、焼けることはない。集塵パイプ自作で雨樋を使う。このままでは接合出来ないパイプ。少しあぶれば径を広げることが出来る。塩ビ管をかなり自在に変形させられる。熱っすると、あっという間にくにゃくにゃになる。
写真のように径が合わないものも、簡単に合わせられる。

切断砥石

 金属の切断には切断砥石。ホームセンターで売っている安価なもので間に合う、と思う。鋼管、鉄筋やアルミのアングル、アルミパイプ、ステンレスパイプを 切断する。バリは出るが、ヤスリで削れば大丈夫(切り口に対し水平に削る、角が甘く ならない)。こういった金属パイプ類は家の中でも結構使っている。手持ちのグラインダーは、サビ落としやレンガなどの切断に使える。

卓上丸ノコ

 卓上マルノコLS0831(216mm)。正確に角度切りが出来る道具。大工さんが巾木の留め切り(45度)で使っているのを見て、がぜん欲しくなった。61×122mmの角材を一瞬で切る。目測だが0.3mmを切り落とすことが出来 る、と思う。さまざまな角度切りにも対応する。歯を替えればアルミも可。角材を切る機会は多い。正確に墨線で切断、なくてはならない道具だ。簡単だがこれも治具。同じサイズで板を切り出したり角度切りするためのストッパー。測っていては同じサイズにならない。
 当時はスライドマルノコは店頭に無かったように思う。スライドマルノコの存在を知ったのは最近だ。スライドだと倍くらいの幅の材まで対応できる。幅広の床材は、これなくしては切れない。今なら文句なくスライドマルノコを選択する。最近はサイクロン集塵を備える機種(マキタ)も出た。ホームセンターで安いスライドマルノコを売っているが、スライドがスムーズでない。

 切り歯の後ろにベロのようにゴム製の受けが付いているのだが、ゴムが狭くかなり切りくずが飛び散る。そこで、さらにゴムをたして面積を広くしている。両面テープとホチキスで止めた。

ルーター/トリマー

 テーブルの縁に飾りを切り込んだり溝を掘ったり、ビットを替えるだけで板にさまざま な加工ができる。楽しそうな道具なので買ってみた。それまでこの道具の使い途を知らなかったし、今でももっぱら溝を掘ることが多い。框(かまち)組やアラ レ組などやってみたいが、自信はない。トリマーと同じような用途だが作りがごついやつをルーターという。ルーターはルーターテーブルにセットして使う場合 が多い。トリマーは軸径が6ミリ、ルーターは12ミリ、8ミリと6mm。日本製のビットは単位がミリだが外国製はインチなので軸径が若干違う。そこで外国 製ビットが使えるように軸の径を12mmから12.7mmに変えるコレットチャック、6mmを6.35mmにするコレットコーンなるものがある。どちらもオフ・コーポレーションで買える。
  木工では必需品と言える道具だろう。抽斗の底板を入れる溝を掘る場合も蟻溝も、これなくしてはとうてい出来ない。ビットも各種必要だ。ルーターは回転数を 可変出来るが、トリマーにはその機能はなく、しばしば材が焼けるし大型ビットは扱いが困難。そこでスピードコントローラー=写真下=の出番となる。
  トリマーを使いアラレやアリ組を掘るジグ(英語でjig、日本語では治具という漢字を当てる。なかなかうまい、漢字からは読みだけでなく意味も何となく分 かる優れた表記方。ありがたい)がある。本来このような組み方は素人が手を出せる代物ではないし、職人への壁は非常に高い。アメリカ人は道具で解決する。 従ってアメリカではさまざまな治具が開発されている。素人木工の世界はアメリカがはるかに進んでいるのだ。リョービもマキタもアメリカで工具を売るが、治 具関連はほとんど無い。マキタの社長のインタビューを見たことがあるが、日本の素人市場を相手にしてなかった。
 そういえば、オーストラリアのTRITON社が日本から撤退したらしい。持ってるのはルーターテーブルだけだが、なぜか残念。

インパクトドライバー

インパクト2台が相次いで故障、トリガーを引いても反応がない。電池はドリルで確認済み。だいぶ古いからなー、こんなこともあろうかと100ボルトの安物インパクトも用意しているもののやはりコードレスがないと不便。かといってホームセンターで安いインパクトを買うのも、しゃくだ。
折良く、楽天のアメリカ・ダイレクトを中国新聞の夕刊で知った(眺めてるだけの夕刊だが、時々当たりがある)。早速アクセス、いきなりNo1商品、安いインパクトを発見(マキタLCT200W 18V コードレス・ドライバードリル&インパクトドライバー コンボキット)。仕様は18Vと以前の12Vに比べたら一挙に大幅バージョンアップ。これで、さくさくねじ込める、はず。充電も100Vで出来た。ビットも日本の方がサイズが細いので当然入る(が、抜けるのでインチサイズのビットが必要かも。amazonで買える)。マニュアル(英語)は役に立たないので、似たような製品マニュアルをmakita ホームページからPDFでゲット。

ドリル

 穴をあけるためにはドリルが必要だし、穴をあける場面は結構多い。ドリルドライバー、インパクトドライバー(インパクトレンチはボックスレンチ専用)、振動ドリルなど、電動ドリルにはいろんな種類があり、それぞれ100Vとコードレス(電池式)がある。
 
  インパクトドライバーは主にネジ締めで使う。ドリルの軸に対して、横方向にインパクト(たたく機構)があり、下穴無しで易々とネジを締め込むことが出来る。振動ドリルの方はというと縦方向にたたき、鉄板やコンクリートなどにも楽々と穴をあけることができる。こちらはあまり出番が無いのでホームセンターで100Vの安物を買った。電動ドライバーはネジ回しを電動にしたもので、これなくして多くのビスを回すことは出来ないだろう。簡易なコードレスドライバー EZ503は小さいながらけっこう働き者。一度使えば手持ちのドラーバーにはかえれない。多くはドリルドライバーの名称で、回転を可変に出来るクラッチ機構を持ち穴開けとドライバー機能を有する。ビットはネジ回しと同じプラスと、ソケットレンチになったものもある。ソケットレンチの方は足場の鋼管を固定する直行クランプなどのネジ締めなど、六角ボルトを締め込む。頭が六角になったネジなどもOKだ。どちらもホームセンターに満載されている。
 
  手持ちのドリルで垂直に穴を開けるのは至難の業。そこで水準器やスタンドが必要になる。角度を可変に出来るスタンドもある。脚を下に出してねじれば、材の真ん中に穴を開けることも出来る、頭いいが、材の幅は限られる。卓上ボール盤は出来るだけ大きいものがいいと思う。木工では懐が狭いと作業できない場合がある。懐を可変出来る木工用のボール盤(KERV ラジアルボール盤 RD-36)もあるが若干高い。卓上ボール盤を使う場合、多くは片手で保持することになるが、クランプも各種ある。オフ・コーポレーションにて購入。
 
 ホームセンターで安いコードレスを盛んに売っている。電池には当然寿命があり 結構高価。使用機会が少ないのであれば100Vをすすめる。充電式を買うのであれば安物は厳禁だ、14.4Vリチュウムイオン電池のものしかないだろう。 電池が命、電池が弱れば即ゴミになるからだ。写真のコードレスドライバーが全てパナソニックなのは電池を共有(12V)できるから。左からドリル、インパ クトドライバー、ドリル/ドライバー/インパクト。左のドリルは電池のために同じものを2本買ったもののDIY用で、電池を全てニッケル水素に換えた。時 代はカドミウムからニッケル水素、そしてリチュウムイオンに進化(これまでの電池と互換性はない)。
 使えなくなった電池パックを分解し、中の松下12V電池を全て新品に取り替えるサービスもある。Yahooオークション「松下電工」で検索できる。

ボール盤小改良

 これまで2枚のナットを締めることで、彫り込み深さの位置決めを行っていた。手で回したぐらいでは位置がずれてしまったりするので、プライヤ2本で締めなければならず、作業効率が非常に悪い。のほほんさんのHPに、なるほどガッテンのアイデアあり。
 早速実行。ナットではなく、市販のドリルストッパーを利用した。ドリルストッパーのイモネジを交換してセット。これだけでずいぶんスピーディーに位置決めが出来る。見れば納得だがなかなか思いつかない。

ドリルビット

 ビットは木工と鉄工用、コンクリート用など多彩だ。ビットの柄には六角のものと丸いものがある。六角の方はワンタッチ(ドリルのチャックを引き出す)でドリルに装着でき便利だ。丸いものはおなじみ回転式のドリルチャックで保持する。
 木工用ビットには先がネジになったものと三角にとがったものがある。三角にとがったものは主にボール盤で使用する。ネジがないため穴開け時に材が浮き上がらない。ソケットレンチになったものはボルトネジにも使用可。
 この他ビットにはさまざまなものがある。ホースナービット、木栓ビット、ヒンジドリルビット、下穴ドリルビットなど。ビットではないが卓上ボール盤用のスピンドルペーパも装着できる。穴を開けるためには自在キリやノコギリの一種、ホールソーもある。

フォースナービット

前回、宿題にしていたフォースナービットのセンターを削ってみた。ビットは20mmと25mm。冷やしながらグラインダーで削る。首尾は上々。掘り下げてもセンターに穴が開かない。先日のメモ帳パッド(mPAD)などの、掘り下げの粗彫りに使えそう。また、穴開けに使う場合は、センターの付いたビットで少し掘り、その穴に合わせて掘れば底にセンター穴のない穴が掘れる。穴掘りはフォースナービットがきれいだ。次回、mPADで試してみよう。

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